新規事業の立ち上げ請負人

T.NOMIYAMA

営業部門 本社営業部課長:2010年入社

倉庫担当でエントリーするも……

今から10年前、転職を考えていた時に、ハローワークの募集でトミナガコーポレーションの存在を知りました。ホームページを調べてみると、アスファルトの型押し工法「ストリートプリント」を手掛けていることがわかって興味が湧きました。他にない技術ですし、これは発展性があると直感したんです。
私自身はずっと営業畑だったので、営業職でエントリーしたかったのですが、募集は倉庫担当でした。入社できれば、いずれ異動があるかもしれないと面接を受けたところ、「経歴を見る限り、営業じゃないともったいない」と急きょ、営業職で採用されることが決まったんです。

商社との連携で新規事業を育成

「ストリートプリント」は販売総代理店となったばかりの頃で、まさに「今から」という時でした。新規の飛び込み営業を続けましたが、コンサルティング会社や役所を当たってもなかなか結果が出ない厳しい状況でした。
そこで、「すでに行政とのコネクションがあるところと組めばいい」と思いついて、行政への納入実績がある熊本の商社にPRし、手を組んだのです。
この戦略が奏功して、当初は球磨郡の田舎のほうで実績を作ることができ、そこから熊本県や熊本市にも採用してもらえるようになりました。同じ方法で他のエリアも開拓していき、一歩ずつですが、この工法を広めていきました。

営業をする必要のない未来へ

その当時に比べれば、現在の「ストリートプリント」の認知度の高まりには感慨深いものがあります。ただ、一方で、いまだに「アスファルトの型押し工法が存在する」という事実さえ知らない人が大半です。日本のアスファルト道路は、もっともっとカラフルになる。未開拓のマーケットは目の前に大きく広がっています。
新たな市場を獲得するためには、もっと営業力が必要であることは事実なのですが、私自身は「ストリートプリント」について、最終的には「営業が必要ない商品」になると考えています。この工法を使うのが「当たり前」の世の中になるだろうからです。今はスタンダード化の過程。これは私個人の考えですが、将来的にトミナガは、全国の施工業者に技術指導、営業指導をするような存在になるのだと思います。

将来の柱となる新規事業を

もうひとつ、私自身は新規事業の確立をテーマとしています。「ストリートスタンプ」は極めて強い競争力を持つ商品で、今後シェアを高めていくのは間違いないでしょう。国内だけでなく、海外に進出する未来も夢ではない。また、着色接着剤「ストリートボンド」の販売も、今後伸びていく分野であることは間違いありません。
しかし、トミナガが目指す成功は、それだけで実現するものではありません。現在の事業の成長は、かなり確度が高いとは言うものの、もう一つ、将来の柱となる事業を今から全社員で考えていく必要があるし、アイデアを共有したい。そんな「進取の気性」と「風通しの良さ」は、創業社長が残してくれた、トミナガの大切なスピリッツだと思うんです。

撮影現場:博多駅博多口付近(福岡市)
施工:ストリートプリント

OTHER INTERVIEW

RECRUIT
INFORMATION
採用情報